老人ホームでの入浴は、衛生面やリラックスする意味でとても重要になります。
気をつけたいのは見た目のきれいさもそうですが、時間帯や回数。
老人ホームを選ぶときのお風呂のチェックポイントについてみていきます。
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お風呂の注意点!
入浴回数
老人ホームの中で、特別養護老人ホーム(特養)や、特定施設(介護付き有料老人ホームなど)では、最低でも週に2回と決まっていて、他の施設でも、一般的には2~3回という所が多いようです。
健康で自立している人であれば、毎日の入浴も可能ですが、介助を受ける必要がある場合は、施設によって回数が決められているので、その回数を確認しましょう。
(重要事項説明書という書類にも記載されています)
また何回目以降は、実費必要になる、という場合もあるので、費用の面と合わせて確認しておきましょう。
時間
入浴時間は施設側で決められている場合が多いのですが、施設によっては希望を考慮してくれる場合もあります。
まだ元気で健康なうちなら、お風呂の回数同様に、入る時間もできるだけ自由にしたいと感じるでしょう。
入浴できる時間帯、入っている時間、また入浴日などに希望があれば、どこまで対応できるかを確認しておきましょう。
お風呂の場所や種類
浴室が
- 個室内にある
- 共用浴室(1人、あるいは介助を受けて入る)がある
- 共用施設として大浴場がある
といった浴室の場所や種類、そしてリフト浴(立つのが困難な人が座ったたま入浴)や機械浴(チェアやストレッチャーで入れる)があるかなど、体が不自由になった後の事も考えて、確認しておきましょう。
また大浴場などのお風呂がある場合、浴槽をまたいで入るものより、堀り込んであるタイプの方が安全で入りやすいので、その点も注意しましょう。
清潔かどうか
これはお風呂だけでなく、施設の姿勢を見る上で重要です。 自宅でも、お風呂は汚れを落とす場所であり、毎日掃除をすると思います。
施設でも当然、毎日きれいに保たれているべき場所であり、浴室だけでなく脱衣場なども清潔にされているかを見ておきましょう。
リビングなど、見える所がいくらきれいでも、このような場所が汚ければ、入居者の事を考えているとはいえません。
広さ
個室に浴室がある場合、
- 入口は出入りしやすいか
- 浴室内で介助をするのに十分な広さか
などをチェックしましょう。またお風呂内の設備として、手すりや緊急コールなどが備わっているか、段差などはないかなども確認しておきましょう。
お風呂を見る場合、今だけでなく、将来的な身体の状態も考えて、チェックする必要があります。 また全ての人が、個室で1人で入る方が良いという訳ではありません。
銭湯のような雰囲気で入る方が合っている、という人もいます。お風呂は心身ともにリラックスできる場所です。
身体の状態に加えて、入居者の希望も考慮して選びましょう。