快適な生活を送るためにも、老人ホームを選ぶ時にぜひ注意したいのが食事です。
食事の内容など、見学の時に気をつけるべきチェックポイントを説明していきます。
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老人ホームでの食事のチェックポイント
食事は、生きていくための最も基本的な行為であり、そして同時に最大の楽しみでもあります。もちろん高齢者にとっても、非常に重要な要素です。
ホームに入居した時に、食事がおいしくない、口に合わないとなれば、ホームでの生活を苦痛なものにもしかねません。
老人ホームに入る前にチェックしておきたいポイントには次のようなものがあります。
メニューに変化があるか
食事は毎日食べるものですが、同じような物が続けば飽きてしまいますし、楽しみでもなくなってしまいます。1週間、1ヶ月の献立表などを見せてもらって、メニューの内容まで確認しましょう。
イベントなどの工夫がなされているか
これもメニューに変化があるかどうかの目安となりますが、1年間の季節ごとの行事やイベントによって、何か特別なメニューが取り入れられているか、ということも食事の事を施設が大切に考えているかどうかの判断基準となります。
栄養のバランスがとれているか
栄養のバランスを考えて、管理栄養士などによって献立作成、食材発注、調理された食事が提供されているのは、最低限当然のことであって、ほとんどの施設で行われていると思われますが、念のため確認しておくのも良いと思います。
誰がどこで作っているか
老人ホームで提供される食事には、
- 施設内でスタッフによって作られている
- 外部の業者に委託して施設内で温める
といった場合があり、また施設によっては、外部の業者が施設内で作る、というところもあります。
費用や経費の問題もあるのでしょうが、施設内でスタッフが作った食事を提供する方法をとっている施設の方が、細かな調整もできるので、利用者の食事の事を考えているといえるかもしれません。
病状や体調に対応できるか
入居する人によっては、持病やアレルギーのため、食べられないものや食事制限が必要ということもあるでしょう。
それらに柔軟に対応してくれるかどうかは、美味しい、不味い以上に重要な要素です。 また今は大丈夫でも、将来食べる力の低下によって、介護食が必要になるかもしれません。介護食には、
- 刻み食:食材を細かく刻んで食べやすくしたもの
- ミキサー食:食材をミキサーにかけて、液体に近い状態にしたもの
- ソフト食:食材を煮込んだりして柔らかくし、簡単に潰せるようにしたもの
などがあります。これらは、それぞれの人に応じた適切な柔らかさに調節する必要があり、対応できるかは大切です。ぜひ確認をしておきましょう。
食事は見学の時に試食をしてみる!
老人ホームを選ぶ際には、必ず施設の見学を行って欲しいのですが、その時に施設によっては、食事の試食(実費要)を行っている所があります。
最初にも書きましたが、食事は生活の中でとても大切であり最大の楽しみとなるもの。
いくら美味しいといっても、味の好みは人それぞれですし、口に合うとは限りません。
そして資料の写真では味は分かりません。
ぜひ機会があれば、試食してみてください。ちょっと普段より良い食事を用意しているかもしれませんが、味付けなどの感じはつかめると思います。
また食事の試食など見学を行うときに、他の利用者の食事風景を見ることができれば、そのホームの雰囲気をかなり知ることができます。食事はリラックスして行うものですから、その雰囲気は、ホーム全体の雰囲気を反映しているといえるでしょう。