老人ホームで喫煙ができるかどうかは、喫煙者にとって気になるところでしょう。
タバコに対しての風当たりも強くなっていますが、実際にはどうなっているのでしょう。
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老人ホームで喫煙できるかは施設による!
老人ホームでタバコをが吸えるかどうかについて結論からいうと、入居する施設によります。
老人ホームには色々な種類がありますが、その施設の種類によって喫煙ができるかどうかは決まっていません。
もちろん、喫煙できる施設とできない施設でどちらが多いかというと、圧倒的に禁煙となっている施設の方です。
ただ、施設によって考え方や方針が異なっているので、老人ホームだから全ての施設で禁煙になっている、という事はありません。
喫煙を禁止する理由
まず老人ホームで喫煙を禁止する理由ですが、一応まとめておくと次のようなものになります。
受動喫煙を防止する
タバコは吸っている人にとって、害になるばかりでなく、タバコから出ている煙(副流煙)を周りの人が吸ってしまう事(受動喫煙)によっても健康被害があるといわれます。
それにともない受動喫煙防止を義務とした健康増進法が2003年に施行を受けて、老人ホームでも建物内での禁煙化が進んでいます。
火災の防止
居室内での喫煙では、火災の危険が考えられます。特に認知症の入居者がいる施設などでは、室内、建物内での喫煙が禁止されている施設がほとんどです。
「認知症に対応している施設はココ!」
老人ホームは不特定多数の人が行き来する施設、というよりも住居に当たる場所であり、居室内での喫煙を制限できるものではない、という意見もあるようです。
ただ、実際には扉や天井で完全に密閉された個室ではない施設も多く、受動喫煙の観点から建物内、居室内での禁煙化が進んできました。
喫煙を認めている理由
そんな中、老人ホームに入居すると全ての人が禁煙しないといけないかというとそうでもありません。 喫煙を認めている理由としては、ストレスを溜めないという面が強いでしょう。
高齢の人では今までに禁煙を考えた事のない人も若い世代よりは多く、吸えない事がストレスに感じる事もあります。
ただし
- 医師から禁煙を指示されていない
- あるいは家族などの同意を得ている
という必要はあります。
そうはいっても施設内のどこでも自由にタバコを吸える、というところはほとんどありません。
その多くは
- 施設内に分煙した喫煙スペースがある
- 施設の外の一角に喫煙スペースを設けている
といった場合がほとんどです。
中にはリビングでタバコを吸えるようにしている所もあるようです。喫煙者にとってはありがたいと感じるかもしれません。
ただこれだけタバコの被害が言われていて、吸わない人にとってその臭いがとても苦痛なのにも関わらず、分煙をしていないというのはとても入居者の事を考えている施設とはいえないのではないでしょうか。
喫煙者もタバコを吸って良い場所で喫煙しているのに、他の入居者とトラブルになっては堪りません。
施設側が配慮するべきでしょう。
老人ホームへの入居をきっかけに、禁煙をする、というのは健康にとっては良いのですが、どうしても止められない、止める気がない、という場合には、あらかじめ老人ホームで喫煙が可能か、どんな場所で吸えるのかなどを確認しておきましょう。
また逆もあります。つまり自分がタバコを吸わず、タバコの煙がとても気になる、という人の場合です。
老人ホームだから当然禁煙だろうと考えている場合が多く、吸わない人は吸えるかどうかをわざわざ確認しないものです。
体質的に絶対合わないという人もいると思うので、事前の確認をしておきましょう。
老人ホームの検索サイトで調べてみる
老人ホームを検索できるサイトでは、「喫煙OK」、「全館禁煙」などの条件を指定して探せるサイトもあります。まずはそれらを利用して、施設を探してみるのも方法の1つでしょう。