老人ホームへの入居を考えてから実際に住みだすまでには、手続きも多く意外と時間がかかるものです。
老人ホームの種類によっても変わってくるのですが、入居までの大まかな流れをみていきます。
「あそこの老人ホームってどうなの?」 気になる施設が検索できて、もちろん資料請求も無料! |
入居までの流れ
問い合わせ・資料請求
まず初めに行うのが、施設への問い合わせや資料請求です。
どこか知っている、あるいは紹介されている施設があれば、直接問い合わせや資料請求を行えば良いのですが、たいていはどこが良いのか見当が付かない場合が大半でしょう。 そのような場合には、まず施設を探す必要があります。
- インターネットの老人ホーム検索サイトで無料資料請求できる施設を探す
- 老人ホーム紹介センターに相談する
- 市区町村の担当窓口で聞いてみる
などの方法が考えられますが、最も簡単に始められるのは、検索サイトで探す方法でしょう。 サイトによってはかなり多くの施設を、条件を絞って1度に見る事ができます。
その中から気になる施設を複数選び、資料の請求を行えます。
資料を請求する時には、一緒に重要事項説明書(施設の概要や費用などが記載された書類)も送ってもらうように依頼しましょう。
見学
複数の施設から資料を送ってもらい、重要事項説明書も合わせて比較検討し、気になる施設があれば、次は実際の施設の中身を知るための見学です。
通常、事前に見学の予約が必要となります。検索サイトでは、見学の予約を申し込みできるサイトもあります。あまりどこがいいのか迷っていると、どんどん時間が過ぎていくので(予約がすぐ取れない場合もあり)、気になる所は早めに見学予約を入れて、まずは見てみましょう 。
「見学するときのポイントは?」
体験入居
複数の施設を見学させてもらうと、なんとなく施設ごとのカラーも分かるのですが、職員や営業の人も良く見せようとしているので、うわべしか分からない部分も多々あります。 そのためできる限り、体験入居をしてみましょう。
泊まる事で見えてくる部分はたくさんあると思います。 体験入居には費用がかかることもありますが、これから生活する上での家、および家族を決めるようなものです。入居してから後悔しても遅いのです。
「老人ホームに体験入居するときの注意点!」
申し込み・書類提出
すべてに満足するのは難しいかもしれませんが、納得のいく施設があれば、いよいよ申し込みです。 ただし見学や体験入居、資料や重要事項説明書、それらから得た情報で分からない事、気になる疑問は全てぶつけて解決しておく必要があります。
特に費用面では、入居一時金や月額費用、その他、細かな点まで確認しておきましょう。 申し込みには、
- 入居申込書
- 健康保険証
- 介護保険被保険者証
- 健康診断書
- 診療情報提供書
などの書類が必要となります。施設によっては、申込金が必要な場合もあるので、確認しておきましょう。
面談・審査
申し込みが終わると、後日、面談が行われます。面談は施設で行うか、自宅、あるいは入院している場合には、病院に訪問してもらえる場合もあります。
施設のスタッフや、入所施設によっては医師、看護師などが同席し、本人、家族と共に、健康状態や介護、生活の様子などの聞き取りを行います。
その後、提出資料や面談内容を元に認定の会議などが行われ、入居が決定します。
契約・引っ越し
入居が認められればいよいよ契約です。契約を結ぶ前に、もう1度契約書、重要事項説明書などを読み直し、費用や利用条件などについて、納得いくまで説明を受けて確認しましょう。
その後、引っ越しになります。この時点で、居室に備え付けられているものには何があるかなど、引っ越し時に必要なものの確認もしておきましょう。
入居
このような流れで入居となります。施設によって必要なものや、入居の流れが変わる場合もありますが、おおむねこのような感じです。
健康診断をもらうだけでも、1週間以上かかる場合もあります。時間に余裕がない場合には、1つ1つの行動を、できるだけ早く移すようにしましょう。