老人ホームでは、レクリエーションを行っている所がたくさんあります。
なぜレクリエーションを行うのか、そしてレクリエーションにはどのようなものがあるのか、などをみていきます。
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レクリエーションを行う理由
老人ホームでは施設によって色々な方針があり、また入居している人の体調なども様々なので、全ての老人ホームが積極的に行っている、という訳ではありませんが、レクリエーションを取り入れている施設は多いです。
老人ホームでレクリエーションを行う理由としては、次のようなものがあります。
娯楽
誰でも毎日が同じことの繰り返しだと、日々の生活に楽しみを持てません。老人ホームの入居者は、体の自由がきかず、外出などができない人も多くいます。
同じ場所で同じことの繰り返しだと、精神的にも後退してしまいがちになり、認知症の進行などにも繋がってしまいます。
入居中の楽しみや娯楽として、ぜひともレクリエーションは利用したいものです。
コミュニケーション
レクリエーションをみんなで行うことで、入居者同士やスタッフとの会話が増えるなど、コミュニケーションをはかる事ができ、一緒にいるという共感もえられます。
それ以外にも、ボランティアで音楽を聴かせてくれたり、近くの幼稚園児が訪問してくれたりと、施設に入居して特に少なくなってしまう、他の人との触れ合いができます。
リハビリ
レクリエーションの活動内容によっては、体の機能を回復させるための訓練になるものも数多くあります。
折り紙などでは、手や腕、指先を使うためのリハビリとなりますし、簡単なゲーム(輪投げ)でも、身体機能の維持や回復に役立ちます。
また簡単なクイズなどは、脳への刺激となり認知症の進行を抑える効果があるともいわれています。
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レクリエーションの種類
では、実際に行われているレクリエーションには、どのようなものがあるでしょう。
趣味や楽しみ
- カラオケ
- 料理
- 演芸
- 絵画
- 習字など
リハビリとして
指先や身体機能
- 塗り絵
- 折り紙
- お手玉
- 輪投げ
- ボーリング
脳の活性化のため
- 連想ゲーム
- しりとり
- 後出しジャンケン
- 楽器の演奏
- 編み物
季節の行事
- お誕生日会
- 節分
- ひな祭り
- お花見
- 花火大会
- クリスマス会
訪問
- 幼稚園児との交流
- 楽器や歌などの音楽鑑賞
- 演芸
楽器の演奏や体を使ったゲーム、季節の行事など、たいていのものは、同時にコミュニケーションを伴うことになり、複数の効果が得られます。
レクリエーションについての注意点
レクリエーションは入居者にとって、体の機能を維持するリハビリの役目を担っている場合も多いので、ぜひとも積極的に取り組んでいる老人ホームを選びたいところですが、注意したい事があります。
それは、レクリエーションの参加が、半強制的ではなく、自由に参加ができる、あるいはそういう雰囲気があるか、という事です。
健康のためには、軽い運動や何らかの活動など、体を動かした方が良いのは分かっていますが、気分が乗らない時もあるでしょう。
また人と接する、コミュニケーションをとるのが苦手な人もいます。 それを無理矢理させられて、ストレスになるようでは、逆効果です。
利用者が自由に参加できる雰囲気か、そしてスタッフが上手に参加を促しているか、という点は、老人ホームに入居してからの負担にならないように、見学などで確認しておきたいところです。